税務調査を受ける場合の流れ、各勘定科目別の注意点を今回と次回に分けて詳しくみていこうと思います。まずは税務調査を受けるために、社内の受け入れ体制を準備しておく必要があります。
その受け入れ体制とは、1.以前の税務調査の指摘事項を受けて業務改善しておく、2.決算業務において、銀行、得意先、仕入先等との取引残高を照会しておく、3.帳簿・伝票などを整理・点検しておく、4.倉庫などの整理整頓をしておく、などのことになります。
<勘定科目ごとのチェックポイント>
税務調査は、取引内容を確認したうえで、申告内容の妥当性を調査するのが目的です。ここでは、いくつかの具体的な勘定科目を基に、税務調査時に問題となりやすい点を掲げて、日常業務のうえで常に問題が生じないように適正に処理をしておくポイントをご照会していきましょう。
<勘定科目>
「現金」・・・現金有高と帳簿残高
現金有高と帳簿残高に差異がある場合、売上計上洩れ、仕入計上過大等、税務調査で問題になる可能性があります。日頃から現金実査を行い誤記帳がないようにしましょう。
「売掛債権」・・・貸倒償却
売掛債権が貸倒れと認定されるには税務上の要件があります。事前に説明できる書類等を揃えておく必要があります。
「棚卸資産」・・・在庫漏れ、評価減
事業年度末において実地棚卸を実施、外注先保管品、外部倉庫預け品などを確認、期末日直前の入荷・出荷などに注意しましょう。また評価減を実施するための根拠を文書によって、ていねいに記録し、説明できるような資料を準備しておきましょう。
次回は今回の続きで「各勘定科目ごとの注意点」をご照会していきます。